2008-07-07

都会の出不精

この間から歯の治療跡がおかしくなっていたので、散歩を兼ねて近所でも知らない辺りの歯医者へ通うことにした。
今日は2度目。結構早く治りそうで何より。
前回空けっ放しだった穴に仮で詰め物をしてくれたので、帰り道は唐揚げを食いながら住宅街をフラフラした。
いつもの大通りに戻ってきて歯医者のある方を振り返ると、道路の突き当たりに緑が茂っているので帰ってからgoogleマップで調べてみた。

その辺りに公園とか神社は見当たらない。小学校の校庭だったか?歯医者も載ってない。新しいのか?まあいいや今度行こう。等と思いながらそのまま家から北の方へスクロールし続ける。
縮尺は50mで、歩いていることを想定しながら見ていると、どこまでも街が続いている様な気がする。
何せ最近は自転車さえ乗っていないし、電車も結局駅周りしか体験出来ていない。
地続きの世界の上に住人が無数の世界を展開させているのだという感覚を思い出した。

徐々に建物が大きく、建物の間(多分畑とか)が広くなっていくと今度はアメーバを思い出した。いやアメーバのことはよく知らない。泡とか石でもいい。
石も生活圏も衝突を繰り返して削れて磨かれていって、堆積すると巨大な塊に戻る、みたいなこと。
このサイズで見てると境が表示されないのか、とっくに自分の住んでいる市を出て他県に入るところだ。

縮尺を大きくしてグイグイ北へスクロールし続ける。
山の中にたまに川や観光地があるくらいで、人間の生活上の地図ではここらは殆ど無地なのだということがぼんやり頭に引っかかる。
胎内第一発電所というのを見つけた。なんか原子力で動くロボットを想像させる名前。新潟県胎内市というところだった。少し西にずれていたらしい。

日本海が見えたあたりでようやく止めた。
今日は今迄ちょっとだけ気になってたことを思い出す日だったらしい。
どこへ行っても見かける八幡神社と東京周辺でよく見かける氷川神社のことも調べてスッキリした。
取り敢えず自転車が欲しい。

これを書いていて思い出した絵を3年前の地層から発掘。